12:00 開場・受付
12:50 オープニング(大人・子ども合同)
13:20 子どもシンポジウム「聞いてよ、私たちの気持ち」
14:20 基調講演 奥地圭子「そろそろ『不』登校からの解放を」
15:40 記念講演 茂木健一郎さん「脳科学者が語る不登校」
17:00 参加者交流会
18:30 終了
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子どもシンポジウム「聞いてよ、私たちの気持ち」
不登校した子どもたちは、何を思い、何を感じているのでしょうか。
学校に行かない選択をした子どもたちの生の声を聞き、そこから不登校について考え合いましょう。
早稲田大学教授の喜多明人さんにコメントをいただきます。
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奥地圭子基調講演「そろそろ『不』登校からの解放を」
文部省が学校を長期に欠席する子のうち、経済的理由や病気理由でない子の調査をし始めて 50年の月日が流れました。
その間、不登校は異常視され、学校復帰を強いられたり、入院や施設入所で治す対象とされたりし、本人の自身への否定感は強く、親も悩みに悩んできました。
しかし、本大会のように不登校を受けとめる活動は、親の会やフリースクール等を通して実践的にも積み重ねられ、30年近い全国的な交流の中で、どう向きあったらいいか見えてきております。
不登校は無いものとしたかった国が、やっと不登校の存在を認め、支援をしようという今こそ、「そろそろ『不』 登校」からの解放を考えてみませんか。
いつまでも「不」というまなざしでいいわけではないのですから。
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記念講演 茂木健一郎さん「脳科学者が語る不登校」
脳科学者の茂木健一郎さんが、不登校について語ってくれます。
「え? どうせ不登校は怠けだとか、病気だとか言われるんじゃないの?」
・・・医者や学校の先生、カウンセラーなど、専門家から、そう言われてきていて、専門家のいうことなんて、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも茂木さんは、脳科学の立場から「不登校は脳の個性で、個性ということは上下やいい悪いはない」とハッキリとおっしゃっています。そして「学校に行くのが無理なときは、行かなくていい。学校に行かない権利がある」と言っています。
そんな茂木さんのお話しに、きっと「アハ!」という気づきをもらえるでしょう。
そして、元気あふれる茂木さんのお話を通して、安心できたり勇気づけられたりするのではないかと思います。
どうぞお楽しみに!
■プロフィール
脳科学者、作家、プロードキャスター。
テレピや著作なとのメディアを通して、そのご活躍をご存知の方も多いでしょう。
ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員、東アジア共同体研究所理事。クオリアを研究。
主な著書に『脳とクオリア』『生きて死ぬ私』『脳と仮想』『プロセス・アイ』『今、ここからすペての場所へ』『東京藝大物語』など。
昨年仙台でお話しいただいた尾木直樹さんとの共著や、この5月に出した松岡修造さんとの共著も話題に。
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参加者交流会ー参加者同士で語り合いましょう
1日目の最後は参加者の皆さん同士で交流する時間を持ちます。以下の5つのテーマに分かれて、自分の思いや感想を述べたり、他の方の考えや意見を聞いたりします。皆さんでワイワイとおしゃべりしましょう。
●親の悩みを語り合おう
子どもが不登校になると、親は不安がつのり、つい否定的なことを考えてしまいがちです。親どうし集まり、語り合うことにより、情報交換ができ、安心に繋がります。子どもとの関係を良くするヒントも得られます。どうぞ、お気軽にご参加ください。
●子ども支援者交流
フリースクールスタッフ、学校の先生、カウンセラー、ソーシャルワーカー、etc...
不登校の子どもに関わる人どうしがそれぞれのリアルな思いや悩みを共有できる時間です。
これから不登校の子どもに関わる仕事をしたいと思う方の参加も歓迎。
●国の動きを語り合おう
ここ1~2年、国の不登校政策は大きく変わりつつあるように見えます。
二つの有識者会議、問題行動ではないという通知、休みの必要性や学校以外の学びの重要性を認めた法律などを題材に、もっと話し合ってみましょう。
●本日の感想交流
シンポと2つの講演を聞いて、いろいろしゃべりたくなる人もきっと多いはず。
そんなあなたのための時間です。
シンポ・講演の内容を受けて、集まった人どうしで、思ったことを気兼ねなく出し合い、語り合いましょう。
●当事者交流サロン(1日目)
例年行っている当事者交流サロン、今年は1日目の夕方にも行います。
2~40代の当事者同士で思う存分語り合いましょう。
まずは気軽に来てみてください。
もちろん話を聞くだけでも歓迎です。
◎親・相談員など、当事者以外の方のご参加はご遠慮いただいています。